mac os x に cgal ipelets

今回は、Mac OS X で CGAL ipelets を設定した際の覚書です。自作のipeletsの作成についての覚書は、次の機会にまわそうと思います。

まずは、準備ですが、結構めんどうかもしれません。CGAL と Ipe のインストール作業です。面倒だなぁと思ったら、明日の食事の献立を考えてみて下さい。リラックスできると思います。あまり効果がなければ、ipod shuffle を\9,800で買った翌週に\5,800のモデルが出て、悔しい思いをしながらこの日記を書いている人を想像してみて下さい。いきなり愚痴ってしまいました。申し訳ありません。

ちなみに、今回の覚書は、Windows を使っている方は、とっても簡単に設定できる内容です。Windows での Ipeの細かい設定や簡単な使い方はここが参考になります。CGAL ipelets のバイナリも配布されているので、それを ipelets が置いてあるフォルダにコピーしたらおしまいです。なのですが、ipelets を自作するための準備は、Mac と同じくらい手間がかかるとおもいます。

CGAL のインストール

日本語で紹介されている参考ページがあります。丁寧で分かりやすいと思います。なので、説明は省略します。

Ipe *1 のインストール

英語ですが参考ページがあります。ここも分かりやすくまとめられています。なので、説明は省略します。

Qt3 と Qt4

やや注意を要する点は、Qt3 と Qt4 です。 Qt4 は、Ipe のインストールに必要なのですが、CGAL インストールスクリプトのテストではじかれてます。2つともインストールして、用途に応じて環境変数を書き換えて対応することもできますが、ちょっと煩わしいかもしれません。特に CGAL で可視化を考えていないのであれば、 Qt3 は指定しなくても良いと思います。CGAL ipelets をコンパイルする際は、Qt4が使えるようにしておいて下さい。

CGAL ipelets のインストール

1. ipelets が置いてある場所の指定

IPELETDIR=/opt/ipe-6.0/lib/ipe/6.0pre32/ipelets

(↑ Ipe を /opt/ipe-6.0 に配置した人の編集例 ※普通に/usr/localにインストルすれば良かった...)
2. ipelets の dynamic library を参照するためのパスの追加

LIBS += -L/opt/ipe-6.0/lib -lipe

(↑ Ipe を /opt/ipe-6.0 に配置した人の編集例)
3. その他インクルードファイルの設定

INCLUDEPATH += /opt/local/include /opt/local/include/boost-1_39 /opt/ipe-6.0/include ../CGAL_ipelet

(↑ gmpxxとboostをmacports経由でインストールして、Ipe を /opt/ipe-6.0 に配置した人の編集例)

  • あとはREADMEファイルに書いてある手順に従う
  1. make -f CGAL.pri.mk
  2. qmake
  3. make
  4. sudo make install

おしまい。リラックスしてやったら、簡単でした。でも、Ipeの見た目、もう少しアイコンが小さくないとダメですね。使いづらすぎる。めんどくさいけど、ソースコード見に行こうかな。どうしようかな。

最後に、確認スナップショットをば。黄色がsudo make install を実行する前。白が後。Ipeletsのリストが増えていることが確かめられると思います。緑と薄い黄色が好きなので、ふだんは背景を白に変えて使っています。どうでも良いですね。プロンプトに残っている残骸は、できればスルーして頂けたらなって思います。えへへ

*1:Ipe の綴りは、Iだけ大文字、あと小文字。IPE ではありません。ipeはセーフかもしれません。Ipeの発音は「あいぷ」で良いと思います。開発者の人が「あいぷ、あいぷ」言っていたので。でもなんで Ipe っていうのかは、知りまっせ〜ん